‣ MT5って実際どうなの?
‣ MT4との違いはなに?
‣ MT5の注意点・デメリットはある?
開発元であるMetaQuotes Software社(メタクォーツソフトウェア社)は2018年にMT4開発の終了を宣言しました。
すぐに利用できなくなるわけでは無いですが、トレーダーとして柔軟に対応できるよう最新の取引プラットフォームは常にウォッチしておく必要があります。
・MT5の特徴まとめ
・MT4との比較
・MT5のメリット・デメリット
・MT5が利用できる海外FX業者
この記事を読んで頂くことで、皆さんがMT5を現時点で利用する価値があるかどうかわかります。
MT5とは?MT4との違いを比較

MT5は、2010年に人気プラットフォームMT4を開発したMetaQuotes Software社(メタクォーツソフトウェア社)がリリースした、MT4の進化版プラットフォームです。
MT4とMT5比較表
比較 | MT4 | MT5 |
---|---|---|
リリース | 2005年 | 2010年 |
動作スピード | 速いがMT5より劣る | MT4より速い |
時間足 | 9種類 | 21種類 |
カスタムインジケーターの数 | 多い | 少ない |
EAの種類 | 多い | 少ない |
対応FX業者 | 多い | 少ない |
利用人数 | 多い | 少ない |
以上が、MT4とMT5の比較です。
MT5は、MT4と比較してみると動作スピードなど使いやすさは上がりましたが、カスタムインジケーターの数が少なくなり、自由度が少なくなったイメージがあります。
MT5のココが凄い!7のメリット

僕がMT5を実際に利用してメリットと感じた点を紹介します。
【メリット1】動作がサクサクでストレスがない!

MT5は、MT4より動作が速くストレスなくトレードが可能になります。
MT4も動作スピードに問題はないと実際に利用して感じていましたが、MT5を初めて利用した時更にサクサク動くと感じました。

遅延が少ないというのは、全てのトレーダーにとって大きなメリットとなりますね 💪
【メリット2】時間足の種類が豊富

MT5は時間足の追加があり、種類が豊富になりました。

時間足一覧
分足 | 時間足 | 長期足 |
---|---|---|
M1(1分足) | H1(1時間足) | D1(日足) |
M2(2分足 | H2(2時間足) | W1(週足) |
M3(3分足) | H3(3時間足) | MN(月足) |
M4(4分足) | H4(4時間足) | |
M5(5分足) | H6(6時間足) | |
M6(6分足 | H8(8時間足) | |
M10(10分足) | H12(12時間足) | |
M12(12分足) | ||
M15(15分足) | ||
M20(20分足) | ||
M30(30分足) |
MT4では、時間足の種類が少なくデメリットと感じましたが、MT5がリリースされて時間足の種類が、13種類も増えました。

時間足が増えたことによって、さらに細かな分析ができます 👍
【メリット3】アップデート回数が多い

MT5は、MT4と比較してもアップデートの回数が多いです。
アップデートをすることによって、細かい不都合の修正や常に最新状態でトレードができるので、MT5を利用するに辺り不都合などの不安が軽減されます。
【メリット4】気配値などがみやすく進化した!

MT5はMT4よりも、気配値やナビゲーターウィンドウが見やすくなりました。

MT4が見にくいという訳ではないのですが、詳細やプライスボードなどの機能も増えて分析がしやすくなったと感じます。
【メリット5】プライスボードが見やすい!

MT5になりプライスボードが、非常に見やすくなったと感じます。

プライスボード一目で、「現在のSELL/BUY」「高値・安値」が分かり、「価格が上がっている時が青」「価格が下がっている時が赤」というように、色で区別することも可能です。
プライスボードをパッと見て、価格が判断できるのは非常にメリットだと感じます
【メリット6】スマートフォンでもチャートが見やすくなった

MT5は、MT4と同様AndroidとiPhoneが対応しており、外出中でもチャートを開いて注文や決済が可能。

スマートフォンでも、チャートや気配値が簡易的で見やすくなりました。
スマートフォンのみで、トレードしている方は非常に大きなメリットとなります。
【メリット7】MT4と同時に複数の口座登録が可能

MT5は、複数の証券会社の口座登録が可能です。
また、MT4の口座も同時に利用ができるので、海外FX業者の口座管理も分かりやすくなります。
MT5のココが残念!3つのデメリット
僕が実際にMT5を使用して残念に感じたことを正直に紹介します。
【デメリット1】カスタムインジケーターの数が少ない

MT5は、カスタムインジケーターの数が少ないです。
初期搭載のインジケーターは、人気なものが揃っていますが、自分好みのチャートにするには少ないと感じます。

徐々にカスタムインジケーターの数も増えてきましたが、怪しいものも多くあるので有料版を利用する場合は注意してください 😱
【デメリット2】EAの数が少なくなった

MT5では、EAの数が少なくなりました。
数が少なくなっただけではなく、MT4で使ったEAがMT5に引継ぎできないというデメリットがあります。
自動売買で、MT4を利用してトレードしていた方は、MT5に移れないのはデメリットです。
【デメリット3】利用者の評価が低い

MT5を実際に利用した人からの口コミや評価が低いです。
「MT4の方が使いやすい」「MT5に移る意味がない」というような意見が多く、利用者の評価や口コミが良くありません。
実際に、いままでMT4を利用していたトレーダーでMT5に移る人は少なく感じます。
MT5 が利用できる海外FX業者リスト
MT5が利用可能な、海外FX業者は以下の通りです。
・FBS(エフビーエス)
・IFC Markets(アイエフシーマーケッツ)
・HotForex(ホットフォレックス)
・FxPro(エフエックスプロ)
・FXOPEN(FXオープン)
・YADIX(ヤディックス)
・LandFX(ランドFX)
・FXDD(FXディーディー)
MT4と比較するとMT5は、利用できる海外FX業者は少なくなりましたが、人気海外FX業者のほとんどが利用ができます。
リリースしたばかりの時は、利用できる海外FX業者が非常に少なかった部分がデメリットと言われていましたが、現在では利用できる海外FX業者が増えてきてデメリットと感じなくなりました。
MT5 に関するQ&A
MT5に関するよくあるQ&Aをご紹介します。
現時点では、MT4の方が利用者が多いので人気があると言えます。
利用料、口座維持費は無料です。
インジケーターは、初期搭載のものは全て無料で利用が可能ですが、外部サイトのインジケーターを利用する場合は有料のものもあるので、注意してください。
MT5はWindows用に開発された、プラットフォームなのでWindowsの方が良いです。
使用は可能ですが、以下の条件があります。
MQL製作者が意図してMT5にも対応させたインジケーターであれば使うことができますが。
ですが、基本的にMT4用のインジケーターをMT5で使用することは出来ません。
【まとめ】MT5に慣れておいて損はナシ!
MT5はサクサク動き、チャートや気配値が見やすくなり、時間足が増えて分析もしやすくなったメリットがあります。
しかし、新しくなったプラットフォームでもMT4の方がまだまだ人気があり、MT5の利用者が少ないというのが現実です。
MT4は、現在アップデートをほとんどしていない状態なので、利用できなくなり可能性もあると、ネットなどで噂されています。
MT4が利用出来なくなった時の為に、早めにMT5に慣れておく対策を取った方がいいかもしれません。