強制ロスカットとは、FX業者が定めた証拠金維持率を下回った際に強制的に決済される仕組みです。
TitanFXの強制ロスカットは証拠金維持率20%を下回ったタイミングで発動します。
このページでは強制ロスカットが実行されるまでの流れや意外な落とし穴を解説します。
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強制ロスカット発動までの流れ
証拠金維持率が20%を下回り強制ロスカットされる前に、マージンコールと呼ばれる警告が入ります。
TitanFXのマージンコールは証拠金維持率が90%を下回るタイミングで発動。
強制ロスカットが近づいているため「ポジションを決済」するか「証拠金を追加入金」してくださいという警告です。
上記いずれかの対応を行わず、そのまま損失が膨らみ証拠金維持率20%を下回れば強制的に決済(強制ロスカット)されるという流れになります。
※TitanFXの場合大きいポジションから順に強制ロスカットが実行されます。
証拠金維持率ってなに?
証拠金維持率とは、有効証拠金に対して占める必要証拠金の割合のことです。
「証拠金維持率がどのように算出されるのか」を知っておくのは、リスク管理を行う上で重要になるでしょう。
証拠金維持率を求めるには、まず「必要証拠金」「有効証拠金」について知る必要があります。
必要証拠金・有効証拠金の求めかた
たとえば、下記のような条件でトレードを行った場合と仮定しましょう。
・口座資金:10万円
・レバレッジ:25倍
・1ドル:110円
・0.1lot($10,000)の買いポジションでエントリー
必要証拠金の計算式
必要証拠金=取引量÷レバレッジ×価格レート
上記の例に当てはめると、必要証拠金は44,000円になります。
$10,000÷25倍×110円=44,000円(必要証拠金)
有効証拠金の計算式
有効証拠金=口座資金-必要証拠金
上記の例に当てはめると、有効証拠金は56,000円になります。
100,000円-44,000円=56,000円(有効証拠金)
証拠金維持率の計算方法
これで、証拠金維持率を求めるのに必要な数値は揃いました。
証拠金維持率=(有効証拠金÷必要証拠金)× 100
上記の例に当てはめると、証拠金維持率は127%になります。
レバレッジを高くすれば証拠金維持率も高くなる!
必要証拠金はレバレッジサイズと密接に関係しており、25倍と500倍では必要証拠金に41,800円もの差があります。
レバレッジ | 25倍 | 100倍 | 500倍 |
---|---|---|---|
必要証拠金 | 44,000円 | 11,000円 | 2,200円 |
さらに、上記の例でレバレッジ500倍でトレードした場合、証拠金維持率はなんと4445%と強制ロスカットまでかなり余裕があります。
証拠金維持率が高いということは、それだけ強制ロスカットからも遠いということなので長くポジションを保有できるということです。
レバレッジを高く設定し圧倒的な資金効率でトレードするというのは、合理的な戦略の1つでしょう。
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圧倒的な資金効率に潜む落とし穴
レバレッジを高くしトレードするというのは、良い側面ばかりではありません。レバレッジを高く設定している分、損失が膨らむスピードも早くなります。エントリー時は高い証拠金維持率を保っていたとしても、いつの間にか強制ロスカット水準まで下がってくるというのはよくある話です。
また、レバレッジ25倍よりレバレッジ500倍で強制ロスカットになったほうが口座に残る資金は少なくなります。
レバレッジを高く設定するのであれば、リスク管理を徹底してレバレッジと上手に付き合う必要があるでしょう。
海外FX業者が強制ロスカットを行う目的
海外FX業者が強制ロスカットを採用する理由は2つあります。
①投資家の資金を守る
FX業者が、投資家の資金を守るセーフティライン(強制ロスカット)を設けているというのは、投資家が安心してトレードを行う大きな材料の1つです。
たとえ損切り設定を忘れていた場合でも、強制ロスカットのおかげで資金がマイナスになる可能性は大幅に減ります。
※大きなロット・レバレッジかつ市場が急激に変動した場合、強制ロスカットが間に合わずマイナスになってしまう可能性はあります。
②FX業者の負担をなくす
多くの海外FX業者はゼロカットと呼ばれるマイナス残高をリセットする仕組みを採用しています。※TitanFXも採用
そのため、追加証拠金(追証)が存在しません。投資家を守るゼロカットという仕組みが利用できるのは、強制ロスカットの仕組みが存在するおかげです。
強制ロスカットがあるので、FX業者はそもそもゼロカットを行う必要が限りなく少なくできます。万が一、相場が急激に変動し強制ロスカットが間に合わずマイナスになってしまった場合に、TitanFXはゼロカットを行います。
投資家は安心した環境でトレードできますし、FX業者も負担を極力少なくできるので多くの海外FX業者が強制ロスカットを採用しています。
強制ロスカットはあくまで保険と捉えよう
強制ロスカットに陥るのは、身の丈に合っていないトレードを行っているということです。まず、マージンコールや強制ロスカットにならないようなトレードを心がける必要があります。
あくまで強制ロスカットは保険ととらえ、ご自身で損切り設定しリスクとうまく付き合いながらトレードを行うのが大切です。