‣ 海外FXはスキャルピングが認められている?
‣ 海外FXでスキャルピングするメリット・デメリットは?
‣ どんな海外FXがスキャルピングに向いているの?
海外FXでは、スキャルピングによる短時間売買を推奨している業者が数多くあります。
高いレバレッジと狭いスプレッドという海外FXのメリットを活かし、さらにはEAによる自動売買を組み合わせることによって、安定した収益が狙えます。
ただし、実際にスキャルピングを始めようと思っても、やり方が分からなかったり、いざ始めてみると難しいと感じたりする方が多いようです。
国内FX業者と比べて自由度の高い海外FXで、スキャルピングを実践するための方法を解説します。
これから海外FXで口座開設する初心者の方のために、スキャルピングに適した口座タイプの選び方も合わせて徹底解説します! |
・海外FXがスキャルピングに最適な理由
・国内FXがスキャルピングに向かないワケ
・スキャルピングのメリットとデメリット
・スキャルピング向けの口座タイプの選び方
海外FXでスキャルピングをするメリット
海外FXで取引をしている中級~上級レベルのトレーダーの中には、スキャルピングを中心に取引をしている方が数多くいます。
スキャルピングとは、僅か数秒から数分程度の短時間でポジションの売買と決済を繰り返すことによって、小さな利益を少しずつ積み上げていく連続取引のことです。
「頭皮を剥ぐ」というのがスキャルピングの意味で、チャート上で見ても極めて小さな価格の変化を利用して、まさに頭皮のような薄い利益を積み上げます。
ただし、実際にスキャルピングで利益を上げるためには、いくつかの問題をクリアしなければならないのですが、海外FXを活用することで全ての問題に対応することができます。
海外FXがスキャルピングに向いている理由には、次のようなものが挙げられます。
①高いレバレッジ
②狭いスプレッド
③約定の早さと安定性
それぞれの項目について、さらに詳しく説明します。
【理由その1】高いレバレッジ
海外FXの魅力のひとつである高いレバレッジによって、小さな資金であっても大きな取引ができることが、スキャルピングには非常に向いています。
スキャルピングがおすすめだと聞いて実際に始めてみると、1回あたりの利益の小ささに驚きます。わずか0.1%~0.5%程度の小さな小さな利益しかありません。
このため、スキャルピングではどれだけ大きな取引を行えるかがポイントになりますので、海外FXの高いレバレッジがとても有効なのです。
同じ0.1%~0.5%であっても、大きな取引であれば積み上げる利益も大きなものとなります。

例えば、1万円の元手でスキャルピングをする場合、国内FX業者で一般的なレバレッジ25倍では0.1%は250円、海外FX業者で主流の500倍では0.1%は5000円ですので、その差は歴然でしょう。
どれだけ小さな利益を積み上げていくと言っても、小さすぎる利益ではトレードの魅力はありません。
【理由その2】狭いスプレッド
スプレッドが狭いことは、スキャルピングをするトレーダーにとって最重要なポイントと言っても過言ではありません。
短時間で売買を繰り返すスキャルピングで、売買のペースを落としてしまう最大の要因がスプレッドの広さだからです。

どれだけ短時間で取引を行おうとしても、スプレッドを無視して取引を繰り返せば、必ず赤字になってしまいます。
海外FX業者がスプレッドに徹底的にこだわったトレード環境を構築しているのは、世界中のスキャルピングをメインとするトレーダーたちを惹きつけるためです。
特に海外FX業者が提供している口座タイプのなかには、まさにスキャルピングを実践するのに最適なものがあります。
【理由その3】約定の早さと安定性
海外FX業者では、スキャルピングの超高速な売買と決済注文に対応するために、ハイスペックな取引用サーバーを設置して、約定までのスピードを競っています。
世界のFX業界は、XM Trading(エックスエム)を筆頭に無数の業者がありますので、他社よりも少しでも早い処理が可能なサーバーを持つことに力を入れています。
数秒で売買から決済までが完結するスキャルピング取引にとって、わずか0.1秒という時間さえも重要なものになりますので、このような業界内の競争によって超高速なサーバー環境が整えられていることは、トレーダーにとって大きなメリットです。
国内FXをスキャルピングでおすすめしない理由
海外FXが様々な点でスキャルピングに向いている一方で、国内FX業者を利用してスキャルピングをすることは全くおすすめできません。
まず、レバレッジについては、国内FXでは最大レバレッジ倍率が25倍程度ですので、海外FXとは比較する必要もなく、スキャルピングをするための条件を満たしていません。
スプレッドに関しては、国内FX業者のなかにもスキャルピングに対応できるものがありますので、特に問題がありません。
ただし、国内FXがスキャルピングに向いていない最大の理由は、約定スピードに関する点です。
国内FX業者の約定スピードの罠
約定の早さだけを比較したときには、実は国内FXの方が海外FXよりも早いのですが、そこには「約定スピードの罠」と呼ぶべき問題が隠されています。

国内FXと海外FXの大きな違いのひとつが売買処理の方法で、海外FXではNDD方式を用いているのに対して、国内FX業者ではDD方式が採用されています。
NDD方式では、トレーダーから売買注文が出されるとインターバンクへと電子的に伝達をして取引が成立します。一方の国内FXのDD方式では、業者が売買注文を受けて取引が成立します。
つまり、業者へと注文が届いた時点で売買が成立する国内FX業者のDD方式の方が、約定までのステップが少ないため、処理スピードも早いのです。
ただし、どれだけ約定スピードが早くても、DD方式ではFX業者が価格を操作できるため、スキャルピングだけでなく通常の取引においても利益を出すことが非常に難しいです。
世界のFX市場ではDD方式の業者は相手にされませんので、海外FX業者ではNDD方式を採用しながらも約定スピードを早めるために、サーバーや取引システムの改良を続け、国内FXのDD方式に負けない約定スピードを維持しています。
スキャルピングにおすすめの海外FXの口座タイプ
これからスキャルピングを本格的に始めたい方におすすめの口座タイプは、様々な海外FX業者が提供している最低スプレッドが”0(ゼロ)”の口座です。
XM Trading(エックスエム)のゼロ口座が代表的ですが、TITAN FXのブレード口座や、HotForexのゼロスプレッド口座なども同じで、いわゆるECN方式の口座タイプがスキャルピングには向いています。
海外FXですので最大レバレッジは非常に高く、スプレッドが狭いことや約定スピードにおいても常に早さを向上させています。
海外FXのスキャルピングに関する良くある質問
海外FXのスキャルピングについて当サイトに寄せられた質問をご紹介します。
一部の海外FX業者ではスキャルピング行為そのものを禁止している場合がありますが、大半の業者ではスキャルピングによる利益の獲得ができます。ただし、スキャルピングは平常時のチャートでの価格差を利用して収益を上げることが前提となっており、大きなニュースや経済指標の発表に合わせてスキャルピングをする行為については、相場を乱す行為であるとして禁止されているケースがありますので注意してください。
MT4やMT5などの取引プラットフォームを使って手動でスキャルピングを行うことも可能ですが、やはりEAによる自動売買の方がスキャルピングで利益を出しやすいのが事実です。自動売買については別の記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。特にECN方式の口座でEAが使えるかどうかは事前にチェックするようにしましょう。