海外FXスプレッドの仕組み|狭くなる時間帯やお得な口座タイプを紹介

海外FX カイガイエフエックス レバレッジ

‣ 海外FXのスプレッドってどうゆう仕組み?

‣ スプレッドは業者によって違うの?

‣ スプレッドに関する注意点は?

海外FXでトレードする理由のひとつは、狭いスプレッドによって収益が上げやすいことにあります。

しかし、スプレッドは業者ごとや口座タイプごとに異なり、さらに時間帯によって広くなったり、狭くなったりします。

これから海外FXで口座開設をしてFXトレードを始める方にとっては、スプレッドは業者選びの最も重要なポイントとなります。

海外FX初心者の方のために、スプレッドの基本的な仕組みや、業者ごとや口座タイプごとの比較ポイント、さらにスプレッドが広くなる時間帯について解説します。

この記事を読めばコレが分かる!

・海外FXのスプレッドの仕組み

・スプレッドが狭い業者の見つけ方

・スプレッドが狭い口座タイプ

・スプレッドが狭い時間帯、広い時間帯

海外FXのスプレッドとは

fx スプレッドとは

FXトレードでは、様々な国で発行されている通貨の組み合わせ(通貨ペア)を売買することによって収益を上げていきます。

例えば、日本人にとって最も身近な通貨ペアは、「ドル円」と呼ばれる日本円とアメリカドルの組み合わせでしょう。

この通貨ペアの売買では、買い(ロング)売り(ショート)にそれぞれ異なる通貨の交換レートが適用されており、この売買のレートの差がスプレッドです。

ドル円を例にすると、買いでは「1ドル = 112円98銭」、売りでは「1ドル = 113円02銭」というような価格差があり、スプレッドは4銭ということになります。

海外FXでは1回の取引あたり10万通貨が基本になりますので、僅か4銭の違いであっても実際の取引では4000円の差となります。

スプレッドの単位は「pips」

fx pipsとは

海外FXでは、一般的にスプレッドを「pips」という単位を用いて表記しています。

あまり見慣れない単位である「pips」ですが、日本語に直せば「銭」です。つまり、0.01円の単位のことを「pips」と表記しています。

ある海外FX業者が「平均1.5pipsのスプレッド」であると記載している場合には、売値と買値には平均的に1.5銭(0.015円)の価格差があるという意味です。

もちろん、「pips」は小さければ小さいほど(狭ければ狭いほど)トレーダーにとっては有利なFX取引が可能になります。

海外FXの業者ごとのスプレッドの違い

海外FX業者は、多くのトレーダーに利用してもらうために様々な条件を設けており、スプレッドが狭いことをメリットとしている業者も多いです。

スプレッドが狭いことがトレーダーにとって魅力的であることは、どの海外FX業者も理解しています。

しかし、海外FX業者から発表されている平均スプレッドだけを見て業者を比較することは非常に危険です。

スプレッドが狭いことだけを宣伝してトレーダーを集めている業者の中には、ボーナスを提供していなかったり、十分な取引環境の整備がされていないケースが珍しくありません。

また、スプレッドは狭いものの、取引ごとに高い手数料が発生する業者もあります。

海外FX業者のスプレッドに注目して比較する場合には必ず、スプレッド以外のポイントも合わせてチェックして、ボーナスの豊富さや手数料についても確認するようにしてください。

口座タイプごとのスプレッドの違い

業者ごとのスプレッドの違いに加えて、ひとつの業者のなかにスプレッドが異なる口座タイプが用意されているケースもあります。

xmtrading ロゴ

例えばXM Tradingの場合には、標準的なスプレッドを提供する口座タイプであるスタンダード口座に加えて、スプレッドが0.0pips~というゼロ口座を用意しています。

このスタンダード口座とゼロ口座の違いは、注文方式の違いによるものです。

ゼロ口座では、ECN方式と呼ばれる為替の中央市場への直接発注が行われ、トレーダーと中央市場の間に海外FX業者が一切介在しません。

ただし、中央市場(インターバンク)は世界の金融機関や機関投資家が集まる市場であるため、直接発注するためには一定レベルの投資資金を用意する必要があります。

海外FX初心者の方は、まずはスタンダード口座で知識や経験を積みながら、将来的にはECN方式の口座タイプでの取引にチャレンジすると良いでしょう。

変動スプレッドと固定スプレッド

海外FX業者のスプレッドの違いとして注意しなければならないのが「変動スプレッド」と「固定スプレッド」です。

変動スプレッドとは、通貨ペアの売買のスプレッドが常に変化している方式です。一方で、固定スプレッドとは、ずっとスプレッドが一定の方式です。

さきほど紹介した中央市場(インターバンク)では、世界のトレーダーたちの注文によって常にスプレッドが広くなったり、狭くなったりしています。

つまり、変動スプレッドは為替市場の自然の状態で、固定スプレッドは業者によって意図的に決められたスプレッドです。

一般的に、固定スプレッドを採用している業者は、意図的なスプレッドによって収益を上げようとしている悪質な業者である場合が多いですので、注意してください。

時間帯によるスプレッドの違い

海外FX業者が採用している変動スプレッドは、為替市場が開いている時間帯には常にスプレッドが変化し続けています。

スプレッドが広くなりやすい要因は、以下の3つです。

・大きなニュースが出たとき

・日をまたぐ時間帯

・週のはじめと終わり

それぞれのタイミングでのスプレッドの動きについて解説します。

大きなニュースが出たときのスプレッド

為替市場は、世界経済の先行き予測にしたがって大きな流れを作りながら、日々の経済指標の発表などのニュースにも敏感に反応します。

各国政府が発表する経済指標は「何日の何時何分に発表する」ということが、あらかじめカレンダーとして発表されています。

そして、発表予定時間の30分ほど前からは少しずつ為替チャートにも変化が出はじめ、発表された瞬間には一気に相場が動き出します。

このようなチャートが大きく動くタイミングでは、売買の価格差であるスプレッドも大きく広がります。

日をまたぐ時間帯のスプレッド

海外FXにとって、日をまたぐ時間帯はスワップポイントの付与が行われる重要な時間です。

スワップポイントは、通貨ペアの金利差によって発生するもので、金利差で得をする通貨ペアもあれば、金利をトレーダーが負担しなければならないケースもあります。

このため、日をまたぐ時間帯の直前には、スワップポイントがマイナスになる売買が一気に決済されることがあります。

なお、海外FX業者では取引サーバーが日本には置かれていませんので、日をまたぐ時間帯には日本時間ではありませんので注意してください。

それぞれの海外FX業者ごとのサーバータイムを確認して、取引を始めるようにしましょう。

週のはじめと終わりのスプレッド

FXトレードでは、できるだけリスクを抑えて慎重な取引を行うことが基本戦略となります。

このため、取引が行われない週末にポジションを持ったままの状態でいることは、あまりオススメの取引スタイルではありません。

つまり、世界中の多くのトレーダーが週末にはポジションを持ちたくないという考えで取引をしているため、毎週のはじめと終わりには売買が活発になります。

月曜日の取引開始直後、金曜日の取引終了時間の直前は、特にスプレッドが広がりやすいので注意してください。

海外FXのスプレッドに関する良くある質問

海外FXのスプレッドについて当サイトに寄せられている質問と回答をまとめてご紹介します。

Q
スプレッドが最も狭い業者を教えてください
A

この質問を数多くいただきますが、残念ながら海外FX業者は変動スプレッドであるため、単純にスプレッドが最も狭い業者について答えることができません。通貨ペアによって業者ごとに得意不得意があるため、取引される通貨ペアによってもスプレッドの違いがあります。

それぞれの業者ごとのスプレッドについても解説記事を公開していますので、皆さんのトレードスタイルに応じて、業者選びの参考にしてください。

Q
海外FX業者のスプレッドが公表されている数字と違いませんか?
A

はい、一般的に海外FX業者が発表するスプレッドは「平均スプレッド」であるため、1日の取引のスプレッドを平均した数字が公表されています。つまり、広い時間帯や狭い時間帯がありますので、実際に公表されている数字のままのスプレッドである時間帯は、ほとんどありません。